アコギ

【 恒例・謳い納め独演会 / 梅島YUKOTOPIA / 田中一郎 】

年末恒例となった一郎さんの謳い納め独演会．
新しい黒のアコギ，いい音してたな～．

でも，苦い経験を思い出してしまう．

それは，中学一年のクリスマスの日．
モーリスのギターが家に．母からのクリスマスプレゼント．
飛び跳ねるうれしさというよりも，実物をホンモノを目のまえにして
緊張感で一杯だったと記憶している．
初めて自転車を買ってもらった時のそれと同じかな．

この６本の弦と生涯つきあっていくことになるとは，当時は思いもしない．

最初に覚えたコードは「Ｇ」．そう，ジョニこも（ジョニーの子守歌）
当時は「Ｆ」が押さえられない．誰もが鳴らせなかった．
挙句の果てに思いついた作戦は，上半分，下半分の友人との分業制である．

ジョニこもはＦにつまづき断念．はじめて弾き語ったのは「ブラッディー マリー」
G,Em,C,D7,Am7,鳴らないＦ． このくみあわせで下手なりに楽しめた．

高校生になりエレキを手にしてからは，歪み，リフ，速弾き命となり，
アコギに触れる機会は減った．


そして，世の中はアンプラグド，アコースティックギグが流行る．
最初か２回目の梅島/謳い納め独演会の興奮が冷めていない時に悲劇がおこった．
「よっしゃ，初心に戻ってアコギ弾きまくるゾ」
ドンッ！．．．反りの調整中にロッド棒（ネックに入っている鉄芯）を折ってしまった．
いとも簡単に折れた．
車をぶつけたの比ではない．かなり落ち込んだ．ブルーな正月となった．

といった苦い経験があり，アコギは新調できないのです．